TVを見ている時にも気楽にできて、キレイに差がつく美活シリーズの第2弾。今回は、メディアでも度々取り上げられて注目されている「あいうべ体操」を紹介します。顔のたるみ・二重あごの改善からインフルエンザの予防まで、簡単なのに驚きの美容&健康効果を期待できると話題です。
「あいうべ体操」とは
「あいうべ体操」とは、福岡県福岡市にあるみらいクリニックの院長である今井一彰先生が考案した、口呼吸を鼻呼吸に変える口の体操。免疫力を高め、様々な病気の予防法になると言われています。
◆「あいうべ体操」誕生のきっかけはリウマチ患者さんの口臭
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私は「リウマチの患者さんは口臭が強い。しかも炎症がひどくなるほど強くなる」という発見から、口呼吸の健康被害に注目しました。口呼吸によって口腔内に雑菌が繁殖しやすくなると、当然、口臭も強くなる。それと同時に、免疫系の働きも大きく阻害されるので、炎症も悪化していくと考えられます。 |
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口呼吸の改善は、あらゆる病気の原因治療につながります。そのため、「あいうべ体操」をしっかり継続している人は、自然に鼻で呼吸ができるようになり、症状もおもしろいように改善していきます。 |
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「あ」「い」「う」という口の動きは、口周りの筋肉(口輪筋や表情筋など)を鍛える動きです。「べー」と舌を出すことで、舌の筋肉(舌筋や舌骨筋群など)が鍛えられます。舌の筋肉を鍛えることは、舌を正しい位置に引き上げるために大切です。舌が下がってくると、重い舌を口の周囲の筋肉で支えるのは難しいため、口も開いてきます。舌が上顎にくっついていると、口を開けても口で呼吸はできず、鼻で行うことになります。 |
インフルエンザ予防にも鼻呼吸

①「あー」と口を大きく開きます。
声は出しても出さなくてもOK。大切なのは、口をしっかり大きく動かすこと。
ペースはゆっくりと、行うときは乾燥していない場所で行う方が良いとのこと。
口呼吸を鼻呼吸に変えるという「あいうべ体操」。
口呼吸は、ほこりやウイルスなどが混じった冷たく乾燥した空気を直接体内に取り込んでしまうのに対して、鼻呼吸は加湿&空気清浄機のような役割を果たしてくれるんだとか。鼻呼吸の場合、空気中の病原菌がある程度鼻毛や粘液にキャッチされ、さらに副鼻腔(ふくびくう)で温められた空気が体内に送り込まれるとのこと。
◆鼻呼吸でウイルス感染のリスクが下がる
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成人が1日に吸う空気の量は約1万リットル以上。重さにして15キロを超えるが、この中には相当量のほこりやちり、細菌、ウイルス、カビなどの異物が含まれる。口から空気を取り込むと、そうした異物と一緒に乾いた冷たい空気が直接体に入るため、口腔(こうくう)内やのどが乾燥し、免疫力が落ちる。 |
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一方、鼻呼吸なら、鼻毛や絨毛(じゅうもう)、扁桃(へんとう)リンパ組織などである程度ブロック。さらに副鼻腔(びくう)で温められ、湿った空気が肺に入るため、感染リスクが減るというわけだ |
ゆっくり行うと脳の血流UP!

②「いー」と口を大きく横に広げる。
研究によると、「あいうべ体操」をゆっくり行うと脳の血流に良い変化が見られたそう。
脳の血流が悪いと、うつ病や認知症、不眠症など様々な疾患を引き起こすリスクがあるとか。
最近ぐっすり眠れないという人は、「あ」「い」「う」「べ」の一つひとつの音節を4~5秒かけて行ってみると良いかも。
◆「あいうべ体操」で脳のマッサージ
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脳の血流が悪いと、うつや不眠、認知症など様々な疾患を引き起こします。 あいうべ体操は脳の血流が改善されます。 呼吸に関係する脳部位に対して、脳のマッサージをするような効果が認められています。 研究の結果 「あー」で脳を冷やし血流は低下 「いー」でフラットになり 「うー」で脳を温めて血流はUP 「べー」でフラットになる 脳全体の血流がUPすることがわかっています。 脳の血流も期待する場合はひとつの音を4〜5秒かけて行います。 (通常は1セットが5秒くらい) |
舌が下がっている人は要注意!

③「うー」と口を前に突き出します。
「あいうべ体操」を行うと、舌が本来あるべき正しい位置に戻るそう。正しい位置とは、舌が上あごについて歯に当たっていない状態。
逆に舌が下の歯についてしまっている状態は「低位舌(ていいぜつ)」といって、口臭がきつくなったり、いびきをかきやすくなったり、睡眠時無呼吸症候群になりやすくなるなど、様々なデメリットがあるそうです。
◆奥が深い“舌の位置”
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舌の本来の位置は、上あごにぴたりとついている状態です。舌の先が、前歯の裏に当たっていたり、舌の両側に歯形がついていたりする方は、舌の位置が低下しています。 「あいうべ」体操で、舌の位置を元通りにしていきましょう。 |
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正しい位置にないと体に悪影響をもたらします。 低位舌とは、『舌』が低い位置にあることを言いますが、『舌』の筋肉が低下し、自分の重みを支えきれなくなり下がってしまった状態なんですよね。 この低位舌は、体に害やデメリットにもたらすのです。 |
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たとえば、いびきや睡眠時無呼吸症候群になりやすい。 舌苔ができやすくなり口臭がきつくなる。唾液が乾燥しやすくなり、歯周病の原因や虫歯の原因になる。 二重あごになる。下あごがつきでる受け口になる。たるみの原因。 などなど健康面や美容面からみても決していいことはありません。 |
ほうれい線やたるみ、二重あご解消にも効果的!?

④「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす。
①~④を1セットとし、1日30セット以上を目標に毎日続けましょう。
今井一彰先生いわく、はじめは無理をせずに慣れてきたら数を増やして、回数は分けてもまとめて行っても良いとのこと。
顎の関節に痛みなど問題がある人は、無理をせずに回数を減らしたり、顎に負担がかからない「い」と「う」の繰り返しのみでも良いそうです。
「あいうべ体操」を行うと口まわりや頬、舌の筋肉が鍛えられて血流も良くなるので、頬のたるみや二重あごの改善、顔のむくみ解消などに繋がり、フェイスラインがスッキリしてくるそう。
◆「あいうべ体操」は小顔効果も抜群!?
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「あいうべ体操」で嬉しい美容効果が♪ 顔の周りの筋肉を鍛えれば、血液の流れもよくなりますよね? しかも、首まで関連して動きます。 すると、 ・小顔効果 ・ほうれい線が目立たなくなる ・二重あご解消 ・口角が上がる ・目の周りのむくみがとる ・目が大きくなる ・顔のツヤもや肌のハリもでる ・首のシワ対策 ・たるみ防止 ・フェイスラインがシャープ ・目の下のクマが消える の改善も期待できる♪ |
テレビやスマホを見ながら10回ずつ、朝と夜の化粧水タイムにたるみケアを兼ねて10回ずつ、仕事の合間に脳の血流アップを図ってゆっくり行うなど、いつでも簡単にできる「あいうべ体操」。毎日の習慣にして、元気とキレイを手に入れましょう!
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